審美治療は歯を白くしたい方のための治療です
自分の歯を白く美しく見せたいと思うのは当然のことですよね。審美歯科ではセラミックの被せ物で白い歯を手に入れるか、ホワイトニングで歯に付着している成分を分解する方法があります。
セラミック治療
白い被せ物や詰め物といえばセラミックです。セラミックは陶材でできていて、身近なものでいえばお茶碗にも使われる素材です。陶器のお茶碗ってあまり汚れないですよね。審美歯科で扱うセラミックもそれと同じで、見た目がとても綺麗です。
セラミックの種類
セラミックと一口で言っても種類があります。見た目を重視するのであればオールセラミックを使用しましょう。オールセラミックは透明感のある自然な歯の色を再現できます。残っている歯との違いもわからなくなるほど見た目が綺麗に仕上がるのはオールセラミックです。
セラミックの特徴
セラミックは保険適用の虫歯治療で使うプラスチックの材料と比較すると非常に良い材料ということがわかります。プラスチックの材料は「コンポジットレジン」と呼ばれています。コンポジットレジンと比較すると、セラミックは吸水性が低いというのが大きな特徴です。
吸水性というのは材料が水をどれだけ吸水するかをパーセンテージで表したもので、コンポジットレジンは吸水率が高い傾向にあります。なぜ高いのかというと、コンポジットレジンには小さな穴が空いているからです。スポンジをイメージしてもらうと分かりやすいですね。虫歯や歯周病の原因となる細菌は水がある場所を好みます。コンポジットレジンは水をよく吸収するので結果的に細菌が喜ぶ環境になってしまうのです。よって、セラミックはコンポジットレジンよりも虫歯や歯周病などの細菌感染症を発症しにくいという特徴も挙げられます。
ホワイトニング治療について
歯を白くするにはホワイトニングも有効です。ホワイトニングはホームホワイトニングとオフィスホワイトニングの2種類があります。
ホームホワイトニング
ホームホワイトニングは自宅で行うホワイトニングです。ご自宅で患者様が薬剤を使用するので、安全性を考慮してオフィスホワイトニングよりも濃度の薄い薬剤を使用していただきます。オフィスホワイトニングよりも白くなるまでに時間がかかり、多くの回数ホワイトニングをしていただく必要があります。
オフィスホワイトニング
オフィスホワイトニングは歯科医院に来院していただき行うホワイトニングです。歯科医師の指導下で歯科衛生士が中心となって行うので、ホームホワイトニングよりも濃度の高い薬剤を使用できます。高濃度の薬剤を使用するので短期間で歯を白くすることができますが、その分色の後戻りが大きいのも特徴です。
ホーム・オフィスどちらの方法でホワイトニングを行うかは、患者様のライフスタイルやご希望によって決定します。また、ホワイトニングは歯に付着している汚れ成分を分解し漂白していきます。どうしても患者様個人によって効果に限界があるということを理解した上でホワイトニングを行ってみてください。